クレジットカードには数多くの種類が存在していますが、中には持っているだけでステータスになるクレジットカードもあります。
最初は持つだけで大人になった感じがしていたカードでも年齢を重ねるにつれてほかの人も持っている普通のカードを使うのが少しカッコ悪いと感じている人も少なくないはずです。
そこで、今回はステータス性を求めている人に向けて、ステータスがあるとされているクレジットカードについて紹介します。ワンランク上の大人になりたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
大人に必要なアイテム!ステータスになるクレジットカード
クレジットカードというと現金の代わりに支払い時に使用するもの、とイメージしている人は多いのではないでしょうか。しかし、ただ支払い機能を持っているだけではありません。カードの中には簡単には持つことのできないカードというものがあり、それを持っているだけで一目置かれる存在になることができます。
30代・40代はステータスでカードを選ぶ
学生の頃に初めてクレジットカードを作ったという人の中には、当時は特にクレジットカードのブランドなどは気にしていなかった、という人も少なくないはずです。
クレジットカードは審査を通過しないことには所持することができないため、学生時代にステータスまで気にする余裕はなかったのではないでしょうか。また、自由に使えるお金もそれほど多くないため、年会費の高いカードは敬遠しがちになってしまいます。
一方で30代、40代になると、社会人として仕事にも慣れお金に余裕が生まれてくる年代であるため、ステータスでカードを選ぶことができるようになってきます。
年会費の安さやポイントの還元率、優待、買い物の際の割引などもカードを選ぶ際の要素にはなりますが、大人になるとステータスもカードを選ぶ際の重要な要素になるのです。
ステータスのあるカードでできること
ステータスのあるクレジットカードは持っているだけでステータス性をアピールできるだけではありません。例えば通常のカードに比べて利用限度額が上がるほか、空港のラウンジが利用できたり、各種優待が受けられたり、さらには付帯保険が充実しているなどの特徴があります。一方で、その分年会費も高くなる傾向にあるのも事実です。
また、使用する場面に応じてステータスのあるカードを使い分けることも可能です。三井住友カード株式会社が2016年に行った調査によると、7割上の人がクレジットカードを複数枚持っているという結果が出ています。この複数枚のカードの中に1枚ステータスのあるカードを持っていることで、使用場面や相手に応じた使い分けを行うことができます。
例えば、恋人とのデートで支払いをするとき、高級なお店を利用するとき、後輩にごはんをおごるときなどにステータスのあるカードを用いることで社会的なステータスをそれとなくアピールすることができます。
VISAでもおもしろい実験がありました。「先輩1人と後輩3人の会食」を3グループで実施し、目線や脳波を測定したものです。実験結果では、先輩の支払いシーンを9人の後輩全員がしっかりと確認していることがわかりました。
支払いが現金だと生々しさがあり、気を遣ってしまうという意見や、憧れの先輩にはゴールドカードを持っていてほしかったという意見もありました。ステータスのないカードだと相手の印象も変わってしまうかもしれません。
支払いをしてもらう側は、実は相手がどんなカードで支払いをするのか注目しているため、そういった場面で堂々と使えるカードを持っておくのは大人のたしなみと言えるでしょう。
ステータスのあるブランド
ここまで、「ステータスのあるクレジットカード」とざっくりと説明してきましたが、実際にステータスがある、と考えられているのはどんなブランドなのでしょうか?
価格.comが「ステータスを感じる国際ブランド」について2015年のアンケート調査では、以下のような結果が出ています。
1位 | アメリカン・エキスプレス |
---|---|
2位 | ダイナースクラブ |
3位 | VISA |
人によって違いがある部分もありますが、上記のブランドは持っていてステータスがあると考えられているようです。このあと1位のアメリカン・エキスプレスと3位のVISAについてはオススメのカードとしても出てくるので参考にしてみてください。
ステータスにならないカード
ステータスとなるカードがある一方で、持っていてもあまりステータスにならないカードもあります。
ステータスになるポイントの1つに、他に持っている人が少ないという希少性があります。この点を考えると年会費が無料で、多くの人が簡単に持つことができるカードというのは社会的なステータスの表れにはなりません。
例えば、楽天カードはポイント制度に優れ幅広い用途に利用できるクレジットカードです。また、イオンカードはイオン系列のお店で買い物をする際の割引が受けられるなど、利用者にとってはありがたいカードです。しかし、これらのカードはどちらも年会費無料で比較的入手がしやすくなっています。
普段使いの1枚としては高性能なカードですが残念ながらステータス性を示す1枚にはならないのです。
ゴールドカード=ステータスではない
クレジットカードの中には通常のカードよりもランクが上のカードとしてゴールドカードがあります。「ゴールド」という名前もあって一見するとステータスの高いカードのように思うかもしれません。
確かにゴールドカードの中には希少性があり、持っていると一目置かれるようなカードもあります。一方で、ゴールドという名前の割にステータスがあるとみなされていないものもあります。
例えば「楽天ゴールドカード」や「三菱UFJカード ゴールド」などは年会費が比較的安く、申し込みの条件についても安定した収入のある20歳以上(楽天)もしくは18歳以上(MUFG)の人となっています。
審査の項目が明らかにされているわけではないので一概には言えませんが、この条件を見る限りは決して手に入れるのが難しいカードであるとは考えにくいです。
そうなると、希少性はそれほどなくなってしまうため、人によってはステータスのあるカードとはみなされなくなる可能性があります。
もちろん、ここで紹介しているのは一例であり、カード自体の性能は考慮していません。実際に自分がステータスのあるカードを持ちたいと思ったらまずは、各カードの条件をしっかりと調べることが重要です。
オススメのカード
ここからはステータスのあるおすすめのカードとして3つ紹介します。
三井住友VISAゴールド
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
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年会費 | 初年度無料、次年度以降は10,000円(税別) |
還元率 | 0.5% |
国際ブランド | VISA |
三井住友VISAゴールドカードは、満30歳以上の安定した収入が継続してある人を加入条件として掲げているため、そもそも誰でも持つことができるカードではありません。また、最大で5,000万円の海外・国内旅行の傷害保険や専用デスク、さらには空港ラウンジの無料利用といったサービスも付帯しています。
アメリカン・エキスプレス・カード
発行元 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル |
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年会費 | 12,000円(税別) |
還元率 | 1% |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
先ほど紹介したランキングで1位に輝いたアメックスブランドのカードです。ここで紹介しているのはアメックスグリーンといい、アメックスの中でも比較的入手しやすいカードです。しかし、それでも年会費が12,000円と他のカードと比べて高額となっています。
一方でポイント還元率については1%と高く、海外旅行先での日本語サポートがつくなど、高価なカードだからこそのサービスを受けることができます。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
発行元 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル |
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年会費 | 29,000円(税別) |
還元率 | 1% |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
先ほど紹介したアメリカン・エキスプレス・カードよりもグレードの高いカードで、年会費は29,000円となっています。サービスに関してはアメリカン・エキスプレス・カードのものに加え、カード会員専用の旅行予約サイトが使えたり、海外のホテルを安く利用できたり、国内外の決められたレストランに2名以上で予約すると1名分の料金が無料になったり、と非常に豪華です。
このカードであれば所持しているだけでステータスを示すことができます。
クレジットカード1枚で自分の見せ方が変わる
今回はステータスのあるクレジットカードについて紹介してきました。ステータスのあるカードは年会費が高い部分がありますが、持っているだけで自分の気の持ちようも変わりますし、他の人の見る目にも影響してきます。自分を変えたい、それとなく社会的なステータスをアピールしたいという人はまずステータスのあるクレジットカードを用意してみてはいかがでしょうか。
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