JCBカードの解約手続きと注意点を解説！電話でもネットでも可能

一般的なJCBカードの還元率は0.5％ですが、還元率重視の場合はより還元率の高いカードが魅力的に映ります。また、JCBは海外で使える店舗が多くないため、海外でより使えるカードも選択肢になります。この記事では、JCBカードの解約について、解約前の確認事項、解約方法、そして解約後のカード候補も紹介します。

JCBカードの特徴

JCBカードの解約について説明する前に、JCBカードの特徴を改めて説明します。意外と魅力的な特徴もあり、解約を思いとどまるかもしれません。

グレードアップの可能性がある

JCBカードを使っていると、以下のようにグレードアップできる可能性があります。

1. JCB一般カード
2. JCBゴールドカード
3. JCBプラチナカード
4. JCBザ・クラス

特に「JCBザ・クラス」は通常申込ができず、JCBカード会員にしかインビテーション（招待）が届きません。下位カードを頻繁に利用することが上位カードへの近道ですが、解約してしまったら振出しに戻ってしまいます。

海外主要都市にある「JCBプラザ」を利用可能

海外旅行中は、見慣れた日本語の看板やロゴが恋しくなりますが、海外主要都市にある「JCBプラザ」は、日本人海外旅行者の頼れる味方です。海外主要都市に設置されているJCBプラザでは、以下のサービスを利用できます。

• 現地情報の案内
• ホテル・レストランなどの予約
• 緊急サービス
• 無料Wi-Fi

さらに、一部主要都市には「JCBプラザラウンジ」が設置されており、JCBプラザのサービスはもちろん、以下のサービスも利用可能です。

• インターネット、プリントアウトサービス
• 日本語の雑誌・新聞、現地ガイドブック・情報誌の閲覧
• ドリンク・マッサージ機・レンタル傘サービス
• 荷物の当日中一時預かりサービス

これらのサービスは、JCBカードの会員しか利用できません。

一部優待店ではポイントアップあり

JCBカードのポイント還元率は0.5％と、正直平凡です。しかし、以下の優待店（JCB ORIGINALシリーズパートナー）ではポイント還元率がアップします。

スターバックスではポイント還元率が5％に跳ね上がるので、スターバックスユーザーは要チェックです。他にも、頻繁に利用するセブンイレブンのポイント還元率は1.5％など、かなり使い勝手の良い優待店が揃っていますので、優待店を中心に利用していると、JCBカードも高還元カードとなります。

JCBカードを解約する前に確認すべきこと

JCBカードの魅力的な特徴を見ても、やはり解約しようと考えている人は、解約手続きをする前に確認すべきことがあります。確認不足だと解約できない可能性もありますので、しっかり確認しましょう。

家族カード・ETCカード・QUICPayも解約となる

JCBカードの本カードを解約すると、本カードに付随する機能も解約となります。家族カード・ETCカード・QUICPayも解約となりますので、代わりのカードを確保しておきましょう。

支払口座まで解約していないか

解約したいJCBカードに利用残高がある状態でも、解約は可能です。また、リボ払い・分割払いの利用残高があっても、残高の一括請求はありません。解約後も利用明細書を発行して、これまで通り口座振替を行ないます。ただし、支払い口座まで解約しないでください。

支払方法の変更は済ませたか

JCBカードを解約しても、携帯電話料金や電気料金などの継続的に発生する料金の支払い方法を変更していなければ、そのまま請求され続けます。しかし、できれば解約前に支払方法の変更は済ませておきましょう。

年会費請求のタイミングか

解約しても、カードの有効期限月とタイミングによっては年会費が請求されてしまいます。「カードの有効期限月の翌月1日」になると年会費が請求されますので、例えばカードの有効期限月が1月の方は、1月31日までに解約手続きを完了させましょう。

JCBカードの解約方法

確認事項をチェックしたら、いよいよJCBカードの解約ですが、提携カードでは解約方法が異なるので注意しましょう。

インターネットと電話で解約手続きが可能

JCBカードは、多くのクレジットカードの解約方法で採用されている電話だけでなく、インターネットからも解約手続きが可能です。ただし、以下のカードはカード裏面に記載されている電話番号に連絡して、解約手続きをしてください。

• JCBザ・クラス
• JCBプラチナ
• JCBゴールド ザ・プレミア
• JCBゴールド
• JCBネクサス

インターネットの場合、解約手続きの流れは以下の通りです。

1. 会員ページ「MyJCB」にログイン
2. 「お客様情報の照会・変更」→「お客様情報の変更」をクリック
3. ページ下部の「JCBカードの退会に関する案内」から解約手続き

電話の場合、JCBインフォメーションセンター（東京：0422-76-1700、大阪：06-6941-1700、福岡：092-712-4450、札幌：011-271-1411、年中無休）に電話してください。9時～17時の自動通話は「6番」を、17時～9時の自動通話は「4番」をプッシュし、カード番号と暗証番号を忘れないで下さい。

提携カードはカード発行会社の解約手続きに準じる

株式会社ジェーシービーが発行しているカード（JCB一般カードなど）を「プロパーカード」と呼ぶ一方で、JCBはブランドだけ提携していて実際のカード発行会社が異なるカードを「提携カード」と呼びます。JCBブランドが搭載されている提携カードの解約手続きは、カード発行会社の解約手続きに従ってください。

「解約証明書」の発行も可能

JCBカードを解約しても通知書は郵送されてきませんが、住宅ローン審査に必要などの希望者には「退会手続き完了の通知書」を郵送します。0570-00-5552（平日9時～17時）に電話してください。

JCBカードに代わるおすすめカード

JCBカードを解約すると、代わりのカードが欲しくなります。最後に、JCBカードに代わるおすすめカード候補を一挙紹介します。

1％のTポイントが貯まる「Yahoo!JAPANカード」

2枚持ちで万全の「楽天カード」

信頼のブランド「ダイナースクラブカード」

プロパーカードか提携カードか、確認しよう

JCBカードのポイント還元率は0.5％なものの、優待店ではポイントアップ、海外旅行に便利なラウンジも利用可能など、メリットも多いです。ただし、プロパーカードのみのサービスも多く、提携カードで対象外な場合もあるので、カード発行会社を確認してプロパーか提携かを確認しましょう。

また、解約手続きは、プロパーカードと提携カードでは異なります。プロパーカードならばインターネットと電話で解約手続きができますが、提携カードの場合はカード発行会社の解約方法に準じます。解約前の確認事項も、プロパーカードと提携カードでは異なるので、重ねてカード発行会社を確認してください。