「Apple Payって何だろう」「Apple Payを使ってお得になる方法はあるのか」など、Apple Payの仕組みを知ってお得になりたい人は多いものです。この記事では、Apple Payの仕組みを簡単に説明するとともに、Apple Payを使ってお得になるクレジットカードも紹介します。
目次
「Apple Pay」とはiPhoneで使える決済サービス
Apple Payとは、iPhoneで使えるおサイフケータイのようなサービスです。「Wallet」と呼ばれる端末内のお財布アプリに、電子マネーの「QUICPay」「iD」、交通系ICカードの「モバイルSuica」などを登録することで、iPhoneで利用できます。
Apple Payの使い方
Apple Payを利用するには以下のものが必要ですので、準備しておきましょう。
- Apple Payに対応した端末
- Apple Payに対応したクレジットカード
- 最新バージョンのiOSなど
- Apple ID
準備が完了したら、以下のような手順で作業をしてください。
- 「Wallet」を開いて「+」をタップする
- 画面案内に従って新しいクレジットカードを追加する
- カード発行元によるカードの確認が行われる
- カードの確認が終わったら「次へ」をタップする
これで、お手持ちのiPhoneでApple Payが利用できるようになります。
Apple Payが使える場所
Apple Payは、「Apple Pay」「iD」「QUICPay」「Suica」のマークがあるお店で利用できます。Appleのホームページに記載されている、Apple Payが使える主なお店やサービスは、以下の通りです(2018年2月現在)。
ジャンル | 店舗名・サービス名 |
---|---|
通信 | アップルストア |
総合スーパー | アピタ・ピアゴ |
イオン | |
カーライフ | エッソ・モービル・ゼネラル |
エネオス | |
家電 | コジマ・ビックカメラ |
ヨドバシカメラ | |
ソフマップ | |
外食 | すき家 |
コンビニ | サークルKサンクス |
セブンイレブン | |
ファミリーマート | |
ファッション | ユニクロ |
交通 | 日本交通 |
旅行 | じゃらん |
エンターテインメント | TOHOシネマズ |
これらの店舗やサービス以外にも、Apple Payが利用できる場所は拡大中です。
Apple Payを使って還元率1%超のクレジットカードを一挙紹介!
Apple Payを使うと、支払いが楽になるメリットもありますが、登録したクレジットカードによってはカードのポイントが貯まるメリットも見逃せません。ここでは、Apple Payを使って還元率が1%超のクレジットカードを、電子マネー別に紹介しましょう。
QUICPay
iDとQUICPayがダブル搭載の「オリコカードザポイント」
年会費 | 無料 |
---|---|
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
国際ブランド | VISA、マスターカード、JCB |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | iD、QUICPay |
追加可能カード | 家族カード、ETCカード |
「オリコカードザポイント」には、iDとQUICPayという、2種類の電子マネーが搭載されています。どちらも後払い式の電子マネーなので、残高を気にする必要がありません。使い方も似ていますが、使える店舗に若干の違いがあります。クレジットカードをかざして電子マネーを利用しても、オリコポイントが1%分付与されます。
前払い式の電子マネーでは、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージでもポイントが付与されます。プリペイドカードでは、au WALLETプリペイドカード、オリコプリペイドカードへのチャージでオリコポイントが付与されます。さらに、プリペイドカード利用でプリペイドカードのポイントも貯まります。au WALLETプリペイドカードを利用すると0.5%分、オリコプリペイドカードを利用すると0.25%分のポイントが貯まります。
搭載していないがQUICPayを割り当てられる「楽天カード」
年会費 | 無料 |
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申込資格 | 高校生を除く満18歳以上の方(主婦、アルバイト、パート、学生も可) |
国際ブランド | VISA、マスターカード、JCB |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
搭載電子マネー | 楽天Edy |
追加可能カード | 家族カード、ETCカード |
楽天カードに搭載されている電子マネーは「楽天Edy」ですが、楽天EdyはApple Payに対応していません。楽天カードをApple Payに登録すると、クレジットカードには搭載されていない「QUICPay」として割り当てられます。もちろん、QUICPayとしてApple Payを利用しても、楽天スーパーポイントが1%分貯まります。
楽天市場・楽天ブックスなど、楽天グループ内のサービスで楽天カードを利用すると、ポイント5倍とお得です。楽天カードには「楽天ポイントカード」機能も搭載されており、主に以下の店舗で楽天スーパーポイントを貯められます。
- マクドナルド
- ミスタードーナツ
- ポプラ
- ツルハドラッグ
- 出光
- 大丸・松坂屋
QUICPayのバリエーションが豊富な「JCB EIT」
年会費 | 無料 |
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申込資格 | 18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(自動付帯) |
搭載電子マネー | QUICPay |
追加可能カード | 家族カード、ETCカード |
JCB EITの6種類あるカードデザインのうち、3種類にはQUICPayが搭載されています。他の3種類にはQUICPayが搭載されていませんが、JCB EITには、以下のように様々なバリエーションのQUICPayを搭載可能です。
- QUICPayカード…クレジットカードとは別に発行される
- QUICPayモバイル…おサイフケータイで設定
- QUICPay(nanaco)…QUICPayとnanacoという2種類の電子マネーを搭載
- QUICpayコイン…500円硬貨より一回り大きなコイン型電子マネー
JCB EITをApple Payに登録すると、もちろん「QUICPay」として割り当てられ、ポイントも1%分貯まります。また、Walletアプリ内でのSuicaチャージでJCB EITを利用することもできますが、ポイントは付与されません。
自社通販サイトでもApple Payが使える「Yahoo!JAPANカード」
年会費 | 無料 |
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申込資格 |
|
国際ブランド | VISA、マスターカード、JCB |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | Tマネー |
追加可能カード | 家族カード、ETCカード |
Yahoo!JAPANカードに搭載されている電子マネーは「Tマネー」ですが、TマネーはApple Payに対応していません。Yahoo!JAPANカードをApple Payに登録すると、クレジットカードには搭載されていない「QUICPay」として割り当てられます。JCBブランドでないYahoo!JAPANカードでも、QUICPayに割り当てられ、1%分のTポイントも貯まります。
また、iOSの「Yahoo!ショッピングアプリ」では、JCBとマスターカードブランドのYahoo!JAPANカードを登録したApple Pay払いが可能となったため、利便性が向上しています。
iD
Apple PayのiD払いでも特約店がお得な「dカード」
年会費 | 無料 |
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申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
国際ブランド | VISA、マスターカード |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | iD |
追加可能カード | 家族カード、ETCカード |
dカードにはiDが搭載されていますので、dカードをApple Payに登録すると、もちろんiDとして登録されます。さらに、dカードの利用で貯まる「dポイント」には、iDの利用で通常よりもポイントが多く貯まる特約店が、以下のようにあります。
- エネオス
- オリックスレンタカー
- 洋服の青山
- コナカ
- 紀伊国屋書店
- 東京無線
- ビッグエコー
これらの特約店でApple PayでiD払いをしても、ポイントアップの対象です。
アマゾンでのポイント還元率が高い「Amazonマスターカードクラシック」
年会費 | 1,350円(初年度無料) |
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申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
国際ブランド | マスターカード |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | iD |
追加可能カード | ETCカード |
Amazonマスターカードの利用で貯まるポイントは「Amazonポイント」で、通常のポイント還元率は1%です。しかし、Amazonマスターカードをアマゾンで利用した際のポイント還元率は1.5%、プライム会員に登録している場合は2%と、高還元率となります。
アマゾンのサイトではiDでの決済が可能ですが、アマゾンのサイトで決済可能なiDは、ドコモのフェリカ搭載のおサイフケータイからの支払いのみです。Apple Pay経由でのiD決済はできませんので、注意してください。
12歳から利用できる「ソフトバンクカード」
年会費 | 無料 |
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申込資格 | ソフトバンクとの回線契約をしている12歳以上 |
国際ブランド | VISA |
ポイント還元率 | 0.5% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | なし |
追加可能カード | なし |
ソフトバンクカードは、VISAブランドのプリペイドカードですので、あらかじめチャージしておく必要があります。プリペイドカードとしての利用だけなら、12歳以上のソフトバンク契約者が申し込み可能です。
Apple Payが利用できるカードはクレジットカードが多いのですが、ソフトバンクはプリペイドカードにもかかわらず、Apple PayがiDに割り当てられて利用可能です。ただし、飲料の自動販売機や一部のガソリンスタンド、ホテルなど一部店舗の支払いでは、Apple Payを利用できません。
Suica
SuicaとQUICPayの二刀流も可能な「ビックカメラSuicaカード」
年会費 | 515円(初年度無料、年1回利用で次年度無料) |
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申込資格 | 日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上 |
国際ブランド | VISA、JCB |
ポイント還元率 | 1% |
海外旅行傷害保険 | なし |
搭載電子マネー | Suica |
追加可能カード | ETCカード |
ビックカメラSuicaカードの通常の合計ポイント還元率は1%ですが、Suicaチャージ、切符・定期券購入などでは、ポイント還元率が1.5%となります。特にSuicaへのクレジットチャージでの還元率は、あらゆるクレジットカードの中でも最高クラスです。
ビックカメラSuicaカードには、もちろんSuicaが搭載されていますが、Apple Payにカードを登録する際には、SuicaではなくQUICPayで登録されます。ビックカメラSuicaカードではSuica、Apple PayではQUICPayと、電子マネーの二刀流も可能です。
Apple Payで割り当てられた電子マネーがお店で対応しているか、確認を
iPhoneで使えるApple Payは、登録するカードによって「iD」「Suica」「QUICPay」のいずれかに割り当てられます。中には、カードに搭載されている電子マネーとApple Payで割り当てられる電子マネーが異なるカードもあります。Apple Payで割り当てられた電子マネーがお店で対応しているか、支払いの前によく確認しておきましょう。
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