近年ではインターネットショッピングを楽しむ人は非常に多く、また、商品の決済時にクレジットカードを利用するケースも珍しくはありません。インターネットショッピングで、クレジットカード決済をしようとした時「CVV番号を記入してください」という文言が出てくることがあります。
ここで「CVV番号って何?」と思った人も少なくないのではないでしょうか? また、間違って暗証番号を記入してエラーが出てしまったという人もいるかもしれません。
そこで、今回はCVV番号が一体どういうものなのかその概要を紹介していきます。普段はわかっていなくても特に問題ないかもしれませんが、いざという時に備えて覚えておくようにしましょう。
目次
カードの安全を守るcvv番号
CVV番号とはCard Verification Valueの略で、そのクレジットカードが本物であるかどうかを確認するための番号です。日本でいうセキュリティコードだと理解してください。
同じような番号に暗証番号がありますが、CVV番号と暗証番号は別のものなので注意してください。CVV番号が求められることは通常のショッピングではなく、基本的にはインターネットショッピングで求められることがほとんどです。
インターネットショッピングでの支払いは決済をする人(商品を購入した人)の手元に本当にカードがあるかわからず、不正利用の可能性もゼロではないのです。そこで、利用されるのがCVV番号です。
クレジットカード番号やカードの有効期限などとあわせて正しいCVV番号を入力することで、利用者の手元にカードがあり、利用は正しいものだと判断され、決済することができるというわけです。
セキュリティコードの種類
CVV番号はセキュリティコードと同じもの、ということは理解していただけたかと思います。さて、CVV番号の他にもCVC、CID 、CVV2、CVC2という、似たようなものがいくつかあります。これはいったいなんなのでしょうか?確認していきましょう。
CVCやCIDはカードブランドによる呼称の違い
結論から申し上げるとCVCやCIDはCVVと同じで日本でいうセキュリティコードだと認識してください。CVV番号との違いは呼び方のみです。
ちなみに、呼称とカードブランドの関係は以下のとおりです。
- CVV→VISAが採用している呼称
- CVC→マスターカードが採用している呼称(Card Verification Codeの略)
- CID→アメリカン・エキスプレスが採用している呼称(Card Identification Numberの略)
これらのコードに関して注意して欲しいのは、名称の違いはあくまでもカードのブランドごとによって異なるという点です。カード会社ことに違うわけではありません。
そのため、例えば「私は楽天カードを使っているんだけど…」という場合でも、ブランドはいずれかに該当するため、CVV、CVCなどを見つけることができるはずです。コードの位置については後ほど解説します。
厳密にはCVV2・CVC2がセキュリティコードを意味する
CVVとCVC、CVV2とCVC2の違いは以下のようになります
- CVVとCVC→クレジットカードが偽装されていないか確認するための技術そのもの
- CVV2とCVC2→セキュリティコードのこと
先ほど、CVVやCVCはセキュリティコードであると認識してもらって問題ない、とお伝えしましたが、厳密にいうとCVV2やCVC2がセキュリティコードに該当するということになります。
これらは全くの別物ですが、利用者はCVVやCVCを入力してくださいと出てきたら、CVV2やCVC2を入力すればいいので、それぞれの違いを細かく覚えておかなくても大丈夫です。
セキュリティコードの場所を確認
最後にCVVやCVC、CIDなどのセキュリティコードがどこにあるのか、各ブランドごとに場所を確認しておきましょう。
VISA・マスターカード・JCBはカードの裏面を確認
VISA、マスターカード、JCBに関してはカードの裏面を確認してください。裏面の署名欄に16桁のクレジットカード番号が記載されていて、その後に3桁の番号が続いて記載されています。この3桁の番号がCVC、CVV番号となります。
JCBに関してはCVVのような名称は確認できませんでしたが、CVVやCVCを求められた際には下3桁を入力するようにしてください。また、ダイナースクラブに関しても同じ位置にあるものがセキュリティコードになります。
たくさんの数字が並んでいて、どれがセキュリティコードになるのかわからない、と思ってしまうかもしれませんが、VISA、マスターカード、JCB、ダイナースクラブは右側の3桁と覚えておくようにしましょう。
アメリカン・エキスプレスはカードの表面を確認
アメリカン・エキスプレスのセキュリティコード(CID)はカードの表面に記載されています。アメリカン・エキスプレスのクレジットカード番号は15桁で、15桁の番号の後に4桁の番号があります。これがセキュリティコードです。
他のカードとはコードが記載されている場所、コードの桁数が異なるため、注意してください。
CVV番号を入力する機会は少ないけど…
今回はCVV番号についてその概要から、同じような番号の種類、番号が記載されている場所を紹介してきました。CVV番号を入力する機会は主にインターネットショッピングを利用するときなので、決して頻繁に利用するものではありません。
しかし、これが入力できないと、偽装カードを利用していると判断されてしまうため、CVV番号をはじめとするセキュリティコードがどこに記載されていて、何桁の数字なのか、しっかりと覚えておくようにしましょう。
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