「現金派だが不便だし不安なので、クレジットカードを検討している」という人、いるのではないでしょうか。
この記事では、現金派のデメリット、クレジットカードのメリットを解説するとともに、おすすめのクレジットカードも紹介します。
目次
クレジットカードを持っていない人の意見・理由を紹介
まずは、現金派の主な理由・意見を紹介しましょう。
ソフトバンク・ペイメント・サービス(ソフトバンクカードを発行)では、普段の買い物時の支払い方法に関する実態調査を実施、その結果を公開しました(インターネット調査、20歳~49歳の男女500人、2017年9月15日~9月18日に実施)。
普段最も利用する支払方法は「現金」
まず、普段よく利用する支払方法についてですが、以下のような結果となりました。
現金 | 56% |
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クレジットカード | 8% |
プリペイドカード | 8% |
デビットカード | 4% |
普段現金で支払う人が、全体の半分以上を占めています。現金派の人にとっては、心強いデータですね。
「クレジットカードだと無駄遣いしそう」の意見が多数
先ほどの質問で「現金」と回答した280名を対象に、クレジットカードを利用していない理由を尋ねたところ、以下のような結果となりました。
無駄遣いをしてしまうこと | 2% |
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利用金額が把握しづらいこと | 6% |
盗難やスキミングなどされる可能性があること | 1% |
利用できる店が限られること | 1% |
その他 | 9% |
最も多い回答は「無駄遣いをしてしまうこと」ですが、「利用金額が把握しづらいこと」も結局は無駄遣いにつながるため、無駄遣いへの不安は合計で7割以上と高い数字になっています。
現金派は財布が小銭でパンパンになる
ただし、現金派の方も自らのスタイルに不満があります。
同じく280名を対象に、普段現金で支払っていて感じる不満について聞いてみたところ、以下のような結果となりました。
財布が小銭でパンパンになってしまう | 4% |
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大金を持ち歩く際になくすのではないかと不安になる | 2% |
現金が足りずにほしいものがすぐ買えないことがある | 1% |
ATMでお金をおろす際に並ばないといけない | 15% |
その他 | 3% |
現金派の人は、特に海外旅行に行くとこれらの不満が積もることでしょう。
現地の硬貨をピッタリで出すのは簡単ではなく、海外旅行では大金を持ち歩くのも珍しくありません。
現金が必要となればATMに行かなければなりませんが、現地の言語で表示されていますので、操作方法に戸惑って時間がかかるかもしれません。
現金派のデメリットを紹介!
現金派にはメリットがあるものの、デメリットも存在します。
ここでは、クレジットカードを一度も持っていない人のデメリットを紹介しましょう。
ネットショッピングを利用しにくい
街中の店舗ではクレジットカード決済に対応していないお店も結構あります。
しかし、ネット通販ではほとんどの店がクレジットカード払いに対応しているだけでなく、主流な決済方法です。よって、現金派の人はネットショップを利用しにくいかもしれません。
ポイントが多く貯まらない
クレジットカードを利用すると、利用金額の0.5%~1%程度のポイントが貯まりますが、現金払いをしてもポイントは貯まりません。
ポイントカードを提示すれば現金払いでもポイントが貯まりますが、クレジットカードとポイントカードを併用すれば、ポイント二重取りとなってよりお得です。
バカにならない手数料
現金払いに伴う各種手数料もバカになりません。
代表的な手数料がATM手数料です。
1回あたりの手数料は108円~216円と大したことありませんが、積もり積もると結構な金額になります。
クレジットカードやローンの審査に不利となる
将来的なデメリットとして最も大きいのが、クレジットカードやローンの審査に不利となる点です。
いくら現金派の人でも、新車や住宅を購入する際に現金払いは現実的でないため、マイカーローンや住宅ローンを組みます。
ローン会社などが審査をする際には、信用情報機関という機関に信用情報(個人のお金の借入を記録した情報)を照会した上で、審査を行ないます。
「ブラック」「ホワイト」は審査に不利
この際、審査で不利となる属性の人に「ブラック」「ホワイト」という人がいます。それぞれ、以下のような意味です。
ブラック | 長期延滞、債務整理などの金融事故を起こした人 |
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ホワイト | ブラック状態が解消されて以前の信用情報が消去された人 |
ブラックもホワイトも、過去に金融事故を起こした人ですので、ローン会社としては非常に警戒をします。
「スーパーホワイト」はホワイトとの区別がつきにくい
これまで一度もクレジットカードやローンのお世話になったことのない人を、「スーパーホワイト」と呼びます。
生粋の現金派ですが、一見問題ないように思えます。
しかし、スーパーホワイトの人の信用情報を見ても何も記録がないため、ホワイトとの区別が付けられません。
特に、30代になってもスーパーホワイトだと、「実はホワイトなんじゃないか」「これまでローンを組めない事情があるのでは」と勘繰られ、審査のポイントを下げられてしまうのです。
クレジットカードの利便性・メリットを紹介!
現金派の方はクレジットカードに対して偏見を抱き、それをデメリットと感じているかもしれません。
ここでは、クレジットカードの意外なメリットや利便性の高さを紹介しましょう。
紛失・盗難の際はクレジットカードの方が安心
現金派の理由の中で、「盗難のリスク」を挙げる人が多いですが、盗難の被害は実はクレジットカードの方が低いです。
紛失・盗難の被害に遭ったと気づいたら、カードの利用停止をするだけで被害を食い止めることができます。
万が一不正利用されたとしても、所定の条件を満たせば被害を補償してくれることも多いです。
一方、現金が紛失・盗難の被害に遭っても、まず戻ってくることはないと思ってください。
利用明細をネットで管理できる
現金派の理由として、「利用状況が把握しにくい」を挙げる人も多いですが、クレジットカードの会員サイトでは利用日や利用店舗、利用金額をWEB明細で確認できます。
現金派の人にとってはレシートが利用状況把握のツールですが、レシートをたくさん持っていたら、小銭と並んで財布をパンパンにしてしまう要因になります。
たくさんのレシートを整理して利用状況を把握するのも簡単ではありません。
付帯サービスや補償が充実
クレジットカードにもよりますが、付帯サービスや補償が充実しています。
ステータスの高いカードほど充実ぶりが際立っており、以下のようなサービスや補償があります。
- 旅行傷害保険
- ショッピング保険
- 空港ラウンジの無料利用
- 飲食店やホテルの優待
支払方法も非常にスマート
クレジットカードの支払いは非常にスマートです。
最近ではICチップを搭載したクレジットカードが増えているため、4桁の暗証番号を端末に入力するだけで、サイン不要で決済できます。
電子マネーを搭載したクレジットカードならば、リーダーにタッチするだけで決済完了です。もちろん、小銭も貯まりません。
現金派の人にもおすすめのクレジットカードを紹介
現金派の人も、クレジットカードのメリットを知ると乗り換えたくなるかもしれません。
そこでここでは、そんな方におすすめのクレジットカードを紹介しましょう。
安心で選ぶなら「三井住友VISAカード」
安心で選ぶならば、「三井住友VISAカード」です。
三井住友カードの不正検知システムは、VISAインターナショナルから表彰を受けたほどです。
カードブランドのステータスも高いです。
若い現金派の人は「三井住友VISAデビュープラス」を選ぶと、審査のハードルも比較的低く、その割に充実したサービスを受けられます。
お得さで選ぶなら「楽天カード」
お得さで選ぶならば、「楽天カード」がいいでしょう。
学生はもちろん、専業主婦の方でも発行できるハードルの低さが魅力的です。
電子マネー「楽天Edy」、ポイントカード「楽天ポイントカード」も搭載されており、ポイント還元率も1%と、楽天カード1枚あればほぼ事足りてしまいます。
現金派の人は早めのクレジットカード乗り換えを!
リスクが高いと感じてクレジットカードを敬遠している現金派の人もいるでしょうが、実はクレジットカードの方がリスクは低いです。
今後の人生設計を考えると、クレジットカードを作って利用実績を作ることが、ローン審査通過にも役立ちます。
30代後半になって初めてクレジットカードを作ろうとしても、ハードルが非常に高くなっているため、作るならば早いに越したことはありません。
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